暫く休職してから私の中で職場の景色が変わりました。
私の状態を私が復職している間や復職前に責任者からみんなにどのように説明したのか分かりません。
復職直後は周りの視線が気になりました。
初日は、多発性円形脱毛症の件の話題や短時間で帰宅する事等の話もしましたが、翌日からはその話題に誰も触れる事もありませんでした。
私自身はKさんと時間帯が変わったことで、ストレスはかなり軽減しました。
本当に辛かったんだと再確認でした。
私が所属する部署は元々仕事量が多い所でした。
私は非正規でしたが、他の場所から異動して今の所へ来ているため、どうしても全職場と比べてしまいます。
もちろん郷に入っては郷に従え、という言葉があるように、その場所でのやり方に沿っていかなければいけません。
でも、今の所へ来てあまりのキャパ以上の仕事量を要求されてびっくりしました。
身体が悲鳴を上げるほどの量です。
そこで働いている人はそれが当たり前の日常だから、受け入れるしかなく、我慢するしかないのです。
全員がそうであれば仕方ないし納得して頑張るのですが…。
私の所属している部署だけが退職率が高いのです。
それに比べて他部署は定着率が高いのです。
部署によって仕事量が違い過ぎるのです。
楽な部署もあり、明らかに不公平なのです。
異動がある社員たちは気付いて気付かぬふりをしていました。
仕事量もストレスも掛からなくゆっくりした時間の中で仕事をしている部署の人たちは、その幸せな日常を奪われたくないので、必死に抵抗して仕事を増やしません。
そのしわ寄せがどんどん私が所属している部署に来てしまっているのです。
勇気を出してその事を責任者に指摘をした私は、事なかれ主義の責任者に良く思われる訳もなく、煙たい存在になっていきました。
今回、私が休職する時に、パワハラ当事者のKさん以外の人たちには実際負担をかけるので、私が抜ける分の仕事を他部署に助けてもらえるよう、責任者にお願いしました。
責任者は少しは動いたようですが、当の私と同じ部署の人たちは声を上げなかったようでした。
現状に甘んじる、これがある意味、楽なのです。
ピンチをチャンスに変えてくれなかった…。
いくらでも言えたはずなのに…残念でした。
今、私は時短勤務です。
多発性円形脱毛症の症状が落ち着くまではこのまま暫くいくつもりです。
会社側の了承も得ているし、とにかくストレスで更なる進行を避けたいし、治療も長引かせたくない。
自分の身体の事のみ考える事にしました。
もう仕事の内容の件で、改善の提案するのは諦めました。
病気になり、そういうパワーが無くなりました。
前は一生懸命前を見て、良い環境で良い仕事をする希望を持っていたのだと思います。
さすがに気力が無くなりました。
ただ前にある仕事をこなすだけの毎日になりました。
そうしたら、時短勤務なのに、時間が経つのがとっても長く感じるようなりました。
希望がないと、景色も変わり、色褪せた毎日です。
でも、生活のため頑張って出勤しています。
考え方を変えて、余暇を充実させるのも一つですよね。
私の不器用な生き方を変える時かもしれません。