私には尊敬する女性がいます。
子供の頃に住んでいた場所のご近所の方。
私の親世代の方です。
子供の頃から懐の深いその方が大好きで
私の人生に愛情と影響を与えてくれました。
子供の頃は人との縁なんて考えてもいなかった…
無意識に大切だと思っている時点で
ずっと寄り添う運命だったのだと今は思います。
何か問題が起きると真っ先に相談させてもらってきました。
時には私が求めている意見ではない事もありました。
相談する時は
たいてい後押しして欲しくて
そういう承認欲求があってします。
違う意見だとモヤモヤしながら
その方の意見を踏まえ考え直します。
それでも自分の意見が変わらない事もあったけど、
考え直すきっかけになる事も多々ありました。
人生は大なり小なり岐路があって、迷った時
一人で考えるのは危険と私は考えています。
客観的な意見は感じてからの方がいい。
それには信頼出来る方の意見が重要で
素直に話せる方が必要。
私は恵まれたと思います。
話を聞いてもらうだけでも
自分の心の整理が出来るのです。
決めるのは『自分』と思っているから余計にそうしたいのです。
出会いは縁だけど
全くの他人なのに不思議なものです。
人生には尊敬出来る先輩が必要です。
色んな話をして過ごしてきました。
お互いの時間をたくさん費やしてきた事を
何故か貴重に思えてきました。
話せることに期限があるなんて
つい最近まで考えもしませんでした。
考えるのは怖かったからかもしれません。
その女性は闘病中。
私の親世代なので年齢的にも厳しい状況。
お別れはいつか来るのは分かっているけど
まだまだ先であって欲しい。
私はもう
年上の信頼出来る人に出会う事はないと思います。
でも今まで話してきた事が
私の中に根付いているから
偏らず生きていけるような気がします。
感謝しながら
この方との時間をこれからも過ごす予定です。
