夫の不倫発覚の日。
ただでさえ居心地の悪い義理の両親宅。
更に夫と同じ部屋で寝られるはずもなく
私と娘で別の部屋で寝ました。
全く眠れないまま朝を迎え
朝食の準備へ義母のいる台所へ行く気になれず
私は朝食を摂りませんでした。
私に朝食を取らせるつもりもない義母の様子もありましたから
尚更でした。
娘には辛うじて声がかかり
私は食べるよう促しました。
私と娘は予定を早め
電車で帰宅する事にしました。
夫と車に同乗して
長距離を一緒に過ごす気持ちになれないし
もうご機嫌を取る気もありません。
もう私ばっかり険しい道の運転は嫌です。
そして何より車の中で
口論になったら
事故にもなり兼ねません。
最寄り駅も最寄りバス停も徒歩ではとうてい行けないので
義父に頼んで最寄り駅まで送ってもらいました。
この時までは義父はまともに接してくれました。
「難しい男だな…。」
と。
義母の方は
この時の様子も後からも私を責めました。
「一人で寝かせた。
長距離を一人で帰らせた。」
と。
反省もしていない張本人を棚に上げて
この人はどういう神経をしているのだろうか。
至らないところはあったかもしれないが
長男の嫁として
ずっと義両親を立ててきて
大切にしてきた事が虚しくなりました。
私はこの人の老後を担わないでよくなったのも
不幸中の幸いの一つだと
心から思っています。