タレントの熊田曜子さん(39)の夫が、妻である彼女の顔などをたたいたなどとして、
警視庁に逮捕されました。
暴力は如何なる場合でもいけない。
だれもが理解する正当防衛以外は絶対にダメです。
特に許せないのが
腕力的な強者が弱者に対する暴力。
男性が女性
大人が子供。
若者が年配者。
怖い辛い思いをした熊田さん。
芸能人が通報した事で、ニュースにもなり、
他のDV加害者に対しても抑制力になると思います。
このようなニュースが出ると
結婚していた人を通報出来なかった私は後悔の念になります。
穏便に済ませて自分が我慢するのはちっとも美徳ではないのに…。
・通報した事で世間から見られる憐れめ。
・警察沙汰になった事で娘が犯罪者の子供となる事を避けたいという保身的考え。
そして何より
・事件が落ち着いた後に一緒に生活する環境であれば、DVが更に酷くなる可能性が高い恐怖。
熊田さんは、事務所が守ってくれるという後ろ盾があるというのが強みです。
一般人は、勤務先でそのような事が望めない場合が多いので、頼る相手は家族や知人になります。
私の母は、やっとの思いで打ち明けても迷惑がるだけでした。
そして、私は日常的にそこまで生活に密接している親しい知人はいませんでした。
打ち明ければきっと誰かしらいたとは思うのですが
他人に弱いところを見せられない私の見栄っ張りな性格が邪魔をしました。
私の得意な我慢する事が発動してしまいました。
DVをする人の言葉として
『殴られるような事をしたから。』
というのがあります。
私の結婚相手も何度も言いました。
殴られるような事とは、
『気に入らない事』
『思い通りにならない事』
それがまかり通る環境です。
家庭内は力関係があればまかり通ってしまうのです。
『殴られるような事』は存在しません。
意見の食い違いは話し合いです。
DVをする人がいたら外に助けが必要です。
私のように周りにだれも
『助けて』
と言える人がいなかったら、
警察や公的な場所へ先ず助けを求め
その後の生活も見守ってくれるところを探してください。
警察を間に入れる事で
その後の手続きがやりやすくなる事も多くなります。
DVは第三者が介入しないと
改善される事は難しいと思います。
弱い者を傷つける人は反省しないし、
そもそも相手の痛みを分かるという事が欠落している人です。
私が苦しんでいた頃よりは
少しずつですが声を上げる事が出来る人が増えているとは思います。
でも、まだまだたくさん苦しんでいる人がいると思います。
小さな子供がDVを受けていた事件を知ると
可哀想でたまりません。
DVをされた側の心の傷は想像以上に深いのです。
もっともっと弱者を助けてくれる社会になって欲しいと切に願います。