専業主婦時代が長かった私。
夫婦の共有財産の名義がどうしてもほとんど夫でした。
時代はどんどん流れていき
本人確認は厳しくなっていきました。
一昔前までは、夫婦だったり家族であれば出来た手続きが
本人のみの事ばかりです。
本人確認は、個人情報を守る上で大切な事。
とても重要なことで、利点がほとんど。
ただ、夫名義が当たり前にして過ごしてきた夫婦には
離婚問題の時の共有財産を確認する上で
主婦側には壁となりました。
分かっていても、肝心のところが調べられない。
戦略として
ある程度把握している内容も最初は伏せて
相手がどう申告してくるか、見ます。
こうする事で元夫の人となりも公に出来ていきます。
夫婦の共有財産である現在暮らしてはいない持ち家を
どうしているか尋ねました。
回答は
「空き家で家賃収入はゼロ」
でした。
持ち家は地方で遠方であるため
簡単には行けるところではありませんでした。
ですが…
私は持ち家の隣の奥さんとメールのやり取りをしていたのです。
入居者有りの事を世間話として聞いていました。
元夫は仕方なく噓を認めました。
次にこちらからは家賃収入の額を尋ねました。
答えた後、家賃収入の証明書の提出を要求。
次の調停で提出された賃貸契約書には
口頭で申告した額より数万円多い額の記載がありました。
額も嘘でした。
勤務先からの給与の証明を要求しても
役職手当が減った書面を提出するだけで
(どうにかして収入を少なく証明しようと企んでました。)
肝心の源泉徴収票をなかなか提出しませんでした。
離婚の話を進める上で避けては通れないお金の話を
なんとかして誤魔化そうとしていました。
案の定、虚偽申告をするたびにこちらが指摘
とういう構図になりました。
調停委員は呆れてため息でしたが
元夫の人となりが分かり始め
私の結婚生活の苦労を理解してくれました。
お金は大切です。
自分からお金を出したがる人はいないので
隠したがる人は多いとは思いますが
虚偽申告が続く人はあまりいないのではないでしょうか。
財産分与は避けて通れません。
こうした元夫の虚偽の追及に時間がかかっていきます。
調停の回数には限度があります。
早く結論に辿り着いて欲しい気持ちがある私は
焦っていました。